創立70周年を記念して、園庭にかねてより念願のホールを増設することになりました。
工事に伴い、園庭の樹木を伐採しなくてはなりません。子ども達にどのように伝えればよいのか考えました。
当日、子どもたちに「理事長先生もまだ生まれていない時から、園庭に立っていた“銀杏の木”、理事長先生が子どもの頃に植えた “ くすの木 ” まだまだ色々な木が植えてありますね。その木には神様が住んでいるんですって。その木はいつも園庭で遊んでいるお友だちを見ていましたよ。『今日は仲良く遊んでいるな!』『かけっこをがっばっているぞ!』
みんなを見守っていた木を切ることにしました。どうしてかと言うと、雨が降っても体操が出来たり、お友達と遊べるホールを作ってあげたかったからです。木は切ってしまうとお友だちの目には見えなくなってしまうけれど、木には根っこがあってその根っこはいつまでも生きています。これからはお友だちの遊んでいる足音を聴いています。
今まで見守ってきてくれた木に『 ありがとう 』と感謝の気持ちを伝えましょう。」
まず初めに理事長先生が銀杏の木と「くすの木」にお清めの塩と日本酒を掛けました。
続いて、教職員一同が木々に塩と日本酒を掛け「今までありがとございました」と感謝をし
子ども達は一緒に合掌。
樹木に感謝を伝えるとともにこれから始まるホールの工事が無事に終了できますことも
共に祈り伐採の儀が終わりました。
長い間子どもたちを見守ってくれた木々にお別れを告げました。
銀杏の木とくすの木は理事長先生が代表して
保育者も順番に
みんなで合掌した後に、木に触れてさよならをしました。
「今までありがとう」「一年間ありがとう」と子どもたちは口々にお別れの言葉を告げていました。
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